Googleビジネスプロフィールのサービス提供地域とは

飲食店の設定例

Googleビジネスプロフィールのサービス提供地域について、店内飲食、デリバリー、ケータリング、宅配専門店ごとに、設定する場合と設定しない場合を解説します。

飲食店を見比べながらスマートフォンで情報を探す人
イメージ画像:飲食店DXナビ編集部制作
飲食店DXナビ編集部情報源・編集方針

サービス提供地域は、店の商圏を広く見せるための設定ではありません。お客様の場所へ商品やサービスを届ける店が、実際に対応できる地域を示す項目です。店内飲食だけの店は基本的に設定不要ですが、デリバリーやケータリングを行う店は営業形態に合わせて設定します。

1. サービス提供地域とは

Googleビジネスプロフィールのサービス提供地域は、店舗の住所とは別に、店がお客様のいる場所まで商品やサービスを届けられる範囲を示す項目です。検索されたい地域を並べる欄ではありません。

店内で料理を提供する一般的な飲食店は、住所を正しく表示することが基本です。サービス提供地域を追加しなくても、店舗周辺の検索対象から外れるわけではありません。

一方、デリバリー、ケータリング、出張料理など、お客様の場所で提供する営業を行う場合は、実際に対応できる市区町村や地域を登録します。

  • 店内飲食のみ:原則として設定しない
  • デリバリー・出前:実際に配達する地域を設定
  • ケータリング・出張料理:訪問できる地域を設定
  • 宅配専門店:住所を非表示にして提供地域を設定

2. 基本情報を一致させる

店名、住所、電話番号、営業時間、公式URLをサイトと一致させます。店名へ地域名や宣伝文を不自然に足さず、実際の名称を使います。

公式サイト、地図、予約サイトで表記が違うと、どれが正しいのか判断できない状態になります。まず正しい情報を一つに決め、掲載先をそろえます。

3. カテゴリと属性を正しく選ぶ

主な業態に合うカテゴリを選び、テイクアウト、予約、支払いなど利用できる項目を更新します。実際に提供していない内容は選びません。

属性は「子連れで入れるか」「個室があるか」「ベジタリアン対応か」といった、お客様が実際に迷う条件に対応しています。ここが空欄だと、条件を指定した検索の候補から外れます。

4. 飲食店の営業形態別の設定例

店内飲食だけの店は、お客様が来店する形態なので、住所と地図のピンを正確に表示します。デリバリーも自店で行う店は、店舗住所を表示したまま、実際に配達できる地域を追加するハイブリッド型の運用が考えられます。

ケータリングや出張料理を主に行い、拠点ではお客様に対応しない場合は、拠点住所を非表示にしてサービス提供地域を掲載します。宅配専門のフードブランドも、Googleのガイドラインでは住所を非表示にし、提供地域を追加する扱いです。

実際に対応していない地域を登録しないでください。広く登録すれば有利になるとは限らず、実態と異なるプロフィールは利用者を混乱させ、ガイドライン上の問題にもなります。

  • 来店型店舗:住所を表示する
  • 店舗+自社配達:住所を表示し、配達地域も設定
  • 出張型・宅配専門:住所を非表示にし、提供地域を設定
  • 登録内容は実際の営業範囲と一致させる

5. 口コミは数だけ追わない

不自然な依頼や特典で増やすのではなく、来店客が任意で投稿できる案内を行います。返信は個人情報へ触れず、事実確認が必要な内容は店内で対応します。

口コミは件数と星の数だけでなく、書かれている内容も読まれます。「子連れで行った」「席が広い」といった具体的な記述は、条件を指定した検索と結びつきます。特典と引き換えに投稿を依頼する行為は規約違反にあたるため行いません。

6. 地図情報だけでは足りない部分

Googleビジネスプロフィールは入力できる項目が決まっており、メニューの詳細、コース内容、価格帯の考え方、よくある質問への回答までは載せきれません。この部分の判断材料は公式サイトにしかありません。

「4名の個室で予算5,000円、子連れ可」のような条件で店を探されたとき、条件の一部は地図の属性で、残りはサイトの記載で判断されます。どちらかが欠けると候補から外れます。

つまり、地図情報は入口として先に読まれ、公式サイトは判断材料として読まれます。順番が違うだけで、どちらも必要です。

7. AIの情報源はサービスや質問で変わる

AIが使う検索機能や参照先は一律ではありません。地図だけで十分とも、Google以外のAIは地図を見ないとも断定できません。

店舗紹介が間違っているときは、どの情報をもとにした回答かを確認する必要があります。対策を依頼する場合も、実際の回答と参照先を示してもらえるかを確かめてください。

  • 地図と公式サイトでは伝えられる情報が異なる
  • 特定の掲載先だけでAIへの紹介は保証されない
  • 対策費だけでなく、調査結果の説明も確認する

カテゴリと属性を実態へ合わせる例

検索されたい言葉を詰め込まず、実際の主業態に合うカテゴリを選びます。テイクアウト、予約、支払いなども提供実態と一致させ、写真とメニューを定期更新します。

上記は考え方を説明するための想定例です。取材した店舗の実績ではありません。

参考情報

料金、規約、制度、検索サービスの仕様は変更されることがあります。実際に契約・申請・設定を変更する前に、必ず提供元の最新情報を確認してください。

記事更新:2026年9月6日

この記事は一般的な店舗運営の考え方をまとめたものです。会計、税務、法務、労務など個別判断が必要な内容は、税理士、弁護士、社会保険労務士、公的相談窓口等へご相談ください。編集方針を見る