飲食店向けPOSレジ比較2026|4サービスの料金と選び方

Airレジ、スマレジ、Square、STORES レジを、月額料金だけでなく注文方法、周辺機器、決済、複数店舗運用まで飲食店向けに比較します。

開店前の店内でタブレットを確認する飲食店オーナー
イメージ画像:飲食店DXナビ編集部制作
飲食店DXナビ編集部

公的機関・制度事務局・サービス提供会社の公開情報を確認し、飲食店向けに整理しています。

編集方針

この記事でわかること

  • 会計、注文、厨房、決済、売上確認の流れから必要な機能を絞る
  • 4サービスの料金と違いを先に確認する
  • よくある失敗と30日で進める手順
  • 飲食店での具体例とFAQ

POSレジは、無料か有料かだけで決めると失敗します。会計だけできればよい店と、テーブル注文、キッチン連携、複数店舗管理まで必要な店では、選ぶべき仕組みが違うからです。まず現在の会計と注文の流れを書き出し、必要な機能だけを比べます。

この記事では、考え方だけで終わらず、店内で最初に集める数字、実際の進め方、失敗しやすい点まで順番に整理します。すべてを一度に変える必要はありません。自店に当てはまる項目を一つ選び、変更前後を同じ条件で比べてください。

こんな店向けレジの入れ替えや開業を控え、無料・有料サービスの違いを短時間で知りたい店
最初にやること現在の開店からレジ締めまでを紙に書き、二重入力している作業へ印を付ける
確認する成果月額だけでなく、会計時間、締め作業、転記、操作ミス、周辺機器を含む年間総額で比べる
読了目安6

1. 4サービスの料金と違いを先に確認する

2026年7月22日の公式情報では、Airレジの基本的なレジ機能とサポートは0円です。スマレジも、1店舗で基本的なレジ機能を使えるスタンダードプランを無料で案内しています。どちらも、iPadなどの対応端末やレシートプリンターを使う場合は店側で用意します。

Squareの飲食店向けPOSはフリーが月額0円、プラスが店舗ごとに月額13,000円です。STORES レジはフリーが月額0円、スタンダードは年間契約なら月額3,300円、月契約なら月額3,960円です。決済手数料、機器、追加サービスは別に確認します。料金と機能は変更されるため、契約前に必ず公式ページで再確認してください。

ここで確認すること

  • Airレジ:月額0円。対応端末と周辺機器を別途確認
  • スマレジ:スタンダードは月額0円・1店舗。飲食向け機能は利用プランを確認
  • Square:フリーは月額0円、プラスは店舗ごとに月額13,000円
  • STORES レジ:フリーは月額0円、スタンダードは月額3,300円(年間契約)または3,960円(月契約)

2. 月額料金以外にかかる費用

無料プランでも、営業に必要な費用がゼロになるとは限りません。iPadやスマートフォン、レシートプリンター、キャッシュドロア、決済端末、キッチンプリンター、通信回線などを確認します。現在使っている機器を流用できるかも重要です。

キャッシュレス決済を使う場合は、POSの月額とは別に決済手数料がかかります。ハンディ、テーブルオーダー、予約台帳、会計ソフト連携、複数店舗管理が追加料金になることもあるため、店で実際に使う構成の年間総額で比べます。

3. 店の注文方法から必要機能を決める

カウンター会計だけなら、商品登録、会計、レジ締め、売上集計を中心に確認します。フルサービスの飲食店では、テーブルごとの注文、コース、席移動、個別会計、キッチンへの伝票出力が必要になる場合があります。

テイクアウトやモバイルオーダーも扱う店は、商品と在庫を一度の更新でそろえられるかを確認します。機能が多いほどよいのではなく、同じ内容を別の画面へ二重入力しなくて済む構成を選びます。

ここで確認すること

  • 注文を取る場所と端末数
  • テーブル管理・個別会計の必要性
  • キッチンへの伝達方法
  • キャッシュレス決済との連携
  • 予約・モバイルオーダーとの連携
  • 日次・月次で見たい売上データ

4. 契約前に営業中の動きを試す

デモ画面を見るだけでなく、開店、注文、変更、値引き、会計、返品、レジ締めまでスタッフが操作します。ランチの混雑を想定し、商品を探す時間や注文修正の手順も確認します。

インターネットが不安定なときの会計、端末故障時の代替方法、問い合わせ窓口の受付時間も聞いておきます。新しいレジへ切り替える日は繁忙日を避け、旧レジの売上データをいつまで見られるか確認します。

5. 迷ったときの選び方

一人営業や小規模店で会計と売上集計が中心なら、無料プランを実機で試して不足を確認します。注文から厨房、会計までつなぎたい店は、月額よりもピーク時の操作とサポートを優先します。複数店舗をまとめる場合は、店舗別権限、商品一括変更、データ出力まで確認します。

候補を2つに絞ったら、同じ営業パターンを使って試します。導入後に削減できる締め作業や転記時間も記録し、費用だけでなく毎月戻せる時間で判断します。

飲食店での具体例

CASE

月額0円だけで決めず、ランチ営業を再現する例

カウンター会計中心の店が2サービスを候補にし、商品30点、値引き、会計取消、レジ締めまで同じ条件で試します。端末とプリンターを含む年間費用に加え、毎日の締め時間とスタッフが迷った操作を記録して選びます。

この例で大切なのは、最初から大規模なシステム導入や全面変更をしていない点です。対象を絞り、変更前の数字を残しておけば、結果が良くなかった場合も元へ戻せます。店の業態や客層によって結果は変わるため、他店の成功例をそのまま当てはめず、自店の数字で判断します。

よくある失敗と避け方

改善策そのものが間違っていなくても、確認する順番や比較条件がずれると成果が見えません。特に次の3点は、実施前に店内で共有しておきます。

01

無料という理由だけで決める

端末、プリンター、決済、注文機能を加えると費用が変わります。実際に使う構成の総額で確認します。

02

機能数の多さで選ぶ

使わない機能は操作と教育を複雑にします。忙しい時間に必要な操作から候補を絞ります。

03

店長だけで試す

アルバイトを含む実際の利用者が、注文変更、値引き、個別会計、締め作業まで試します。

30日で進める実行手順

忙しい店でも止まらないように、1週間ごとに目的を一つだけ置きます。途中で問題が見つかった場合は次へ進むより、記録方法や店内ルールを先にそろえます。

  1. 1週目|現在の作業を整理する注文、厨房伝達、会計、締め、売上集計の担当と時間を書きます。
  2. 2週目|候補を2つに絞る必要機能、対応端末、年間総額、サポート時間を同じ表で比べます。
  3. 3週目|営業を想定して試す混雑時の注文変更、会計、通信不良、返品までスタッフで操作します。
  4. 4週目|切替手順を作る商品登録、教育、旧データ保存、障害時の代替方法と担当を決めます。
判定の基準

月額だけでなく、会計時間、締め作業、転記、操作ミス、周辺機器を含む年間総額で比べる。売上や比率が良くても、接客品質、再来店、スタッフの作業負担が悪化している場合は、続け方を見直します。

よくある質問

無料のPOSレジだけで営業できますか?

基本的な会計は可能な場合がありますが、対応端末、プリンター、決済端末、注文・厨房連携などは別途確認が必要です。

飲食店ではどの機能を優先しますか?

テーブル管理、注文変更、個別会計、キッチンへの伝達、レジ締めを、実際の営業手順に沿って確認します。

データ移行は何を確認しますか?

商品、価格、顧客、過去売上をどこまで移せるか、旧サービスのデータをいつまで取得できるかを確認します。

確認に使える情報

料金、規約、制度、検索サービスの仕様は変更されることがあります。実際に契約・申請・設定を変更する前に、必ず提供元の最新情報を確認してください。

最終確認:2026年7月22日

この記事は一般的な店舗運営の考え方をまとめたものです。会計、税務、法務、労務など個別判断が必要な内容は、税理士、弁護士、社会保険労務士、公的相談窓口等へご相談ください。編集方針を見る